近況的なはなし

長い間更新していなかったこのブログですが、とりあえずほぼ一年ぶりに記事を書くことにします。
そういえば、最後に更新したのは僕がまともに働き始める前のことになるのかと今思い当りました。

昨年の4月に学校を出て、昨年の5月10日から小さな会社でアルバイトを始め、今年の2月からはそれよりは少し大きな会社で正社員として働き始めました。アルバイトをしているときは、とにかく正社員になりたい、正社員にならなければ自分の将来は終わる、というような強迫的な考えに取りつかれていましたが、未だ試用期間中とはいえ一応正社員になった今となっては、少なくとも正社員になったからといって将来を楽観できるような状態ではないよな、と一種の諦念に似た感情を覚えています。

別にこんなところで「正社員vsアルバイト」のような比較議論のような話をするつもりもないのですが、少なくとも正社員になってめでたしめでたし、と言いたくてこの記事を書いたわけではありません。
僕が最初にアルバイトをしていた会社は、会社というよりはまあ個人事業主の構える自宅兼事務所といった場所です。そこで社長と二人で仕事をしていたので、ずっと二人同じ空間にいるということはむしろ少なかったのですが、そんな環境でずっと仕事をしていると発狂しそうだね、と読んでいる方も思っておられるかもしれませんが、案外それでなんとかやっていました。社長は厳しかったですが、僕を一生懸命躾けてくれたので感謝していますし、尊敬しています。むしろこれが書きたいことなのですが、なぜかこんなところに思い出したように書いてしまうのが自分の至らないところだというふうに思います。

ここ一年ほどの間に自分の身に起ったことに思いをいたしてみると、なんだかどこに行ってなにを食べたということばかりが思い出されて、自分は結構食いしん坊さんなのかな、と頓狂な感想を抱きました。
言いかえれば、その間食べることぐらいしか楽しみがなかったということで、自分の人生の彩のなさに対して諦め呆れる感情ばかりが湧いてきます。生きるために安定した職を得ようと奮闘し続けてきましたが、その過程として、そしてその結果として僕が得たものは、一応の正社員という肩書と申し訳程度の給料だけでした。
この後も、自分に何か書くべきことがあるかわかりませんが、もしあれば近々お目にかかります。失礼しました。