幸福のかたち

今日、こんな記事を見つけました。

幸福度指標で検討会議発足へ NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100506/k10014250421000.html

当該記事によれば、

国民の「幸福度」について、これまでは経済規模の拡大などの視点に偏っていたとして、仙谷国家戦略担当大臣を中心に、価値観の多様化などに対応する新たな指標の検討を進めています。

とあります。「価値観の多様化などに対応する新たな指標」がどういうものを意味するのかわかりませんが、意義深いことではないかと思います。ただ、記事中にある「新たな指標」という表現が少し気にかかります。仮に「新たな指標」というもので、3月調査よりもいい数値が出れば、「良かった、我々の取り組みには意味があった」ということになってしまうのでしょうか。

「幸福度」というのはきわめて定量的に評価しにくい概念です。しかし、何か数字を出していかなければ具体的な政策というかたちでアクションを取りにくいのもまず事実で、より正確な指標を求めることは意味があるとは思います。