続々・どうでもよくないおはなし

この世界には、自ら声をあげることができない人々がたくさんいる。

内戦があり、テロがあり、自然災害があり、圧政があり、独裁があり、
貧困があり、差別があり、隷属があり、階級があり、格差があり、
虐待があり、いじめがある。

力のある人々は、力のない人々から何もかもを奪っていく。

力のない人々は、力のある人々から何もかもを奪われたあと、

最後に残った“怒り”というかけがえのない宝物さえも剥奪されてしまう。

わたしは“怒り”の対極にあるものは“諦め”だと思う。


“怒り”は弱い人々を猛々しい猛獣のような姿に変えてしまう。

少なくとも、弱い人々の中の想像力は、弱い人々に鋭い爪を与え、雄々しきたてがみをまとわせる。

実際にその人が強い人々を討つことができるのか、そんなことは誰にもわからない。

ただ、“怒り”を持った人々は心の中に猛獣を飼っている!


しかし、本当に狡猾な、恐ろしい企みを持った人々は、

そんな“心の中の猛獣”の牙を抜くやり方を知っている。


抵抗しても無駄だよ

怒るだけあなたの損になるよ

最後にはあなたのところに返ってくるんだよ


彼らはこのような言葉にならない言葉をもって、

弱い人々から最後の希望すらも奪い取ってしまう。

“怒り”という灯火を奪い去ってしまう。

・・・

続・どうでもよくないおはなし

お久しぶりです。前回のエントリーからおよそ7カ月ぶりに新しい記事を書こうとしています。

最近ではまた漠然と人生の意味、生きる意味ということについて考えることが多くなりました。

そんなこと考えても答えが出るようなものでもないのですが、これが性分なので仕方がないのです。

かなり前の話ですが、(これいつぐらいかなぁ・・・たぶん春ぐらい?)わたしの上司とふたりで

夜中に営業車に乗って移動していたときに、わたしの上司がふっとかなり「深い」話をされたんですよね。

わたしはその上司のことを人間としても職人としても普通に尊敬していまして、

(ちなみにわたしの仕事はどちらかというとガテン系というか、現場系の仕事です)

めったにそういった「深い」話はされない方なのですが、その上司が人生というものをどういうふうに

理解しているか、ということを開陳してくださったんですよね。

あえてその話のディティールのところは省きますけれども、(言い換えればあまり覚えていないのですけれども)

わたしにとって衝撃だったのはその上司が人生というものは「苦しい」ものだというふうに考えていることだったんですよね。

これはかなりわたしの中でセンセーショナルな出来事でした。

まずはわたしはその上司がかなり全般的にオプティミストだと思っていたので、その上司からそういう言葉が出てくることがかなり衝撃でした。

かなり人生経験を積んでいて、なおかつオプティミストなことは間違いない上司からこういう話をきいて、

わたしは人生についてわたしが抱いていた感慨を思いがけず強力に裏付けられたような気がして、逆に少し落ち込みました。


人生とは、苦しみに満ちたものである。そしてこれだけはたぶん間違いがないことである。

死後の世界があるのかどうかも、死後の世界がどんなものかもわからない。

ただ、今生きているこの生が苦しみに満ちたものであることだけは間違いがない。


これがその日わたしがその上司から聞いたことの大体のまとめです。

こうして文章にしてしまえばあっけないですが・・・

それでは、われわれの生に生きる甲斐というものはないのでしょうか?とても悲しい気持ちになってしまいますね。

それでは、また後日、お目にかかります。

あまりどうでもよくはないおはなし

自分で自分のことを冷たい人間だと思います。

人と比べてどうか、ということはわからないですが、

自分でも絶対的な冷たさの判断基準を持っているわけではないので

自分がどの程度冷たいのか、ということはわからないのですけれども・・・

大抵のことはスルーできる自信があります。

なぜ僕がこんなに冷たいのかと言えば、それは僕が一人ではないからでしょう。

いつもなんだかんだ言って人に囲まれているんです。町でも、街でも、職場でもそうです。

周りに人がいっぱいいるので、それで自分は何もしなくてもいいと、傍観者でいいと思ってしまっているんです。

でもそれは絶対違うんですよね。

そうやっていても、つつがなく生きていくことはできるんですよ。むしろそうしているほうがよりつつがない(日本語おかしくない?)ぐらいなんですけど、

でも、そうやって自分からは何のアクションも起こさない癖がついてしまったら悲惨ですよね。

せっかく生まれてきたのに、海遊館かどっかであの微妙にらせん状(?)になってる建物をボーっと降りていく人みたいに

ただただ周りの人の顔色をうかがったり、様子を見たりしているだけでウロウロ、オタオタしてるばっかりで終わるなんて

そんなのは絶対に避けないといけないんですよ。

こうやって、言葉ばっかり勇ましくってどんどん先に立って歩いていってしまって

途方にくれそうになることはあるのですけれども


                                         < 了 >

本当にどうでもよいおはなし

きょうダイソーでなんかシャンプーとかを入れといたら自動的に泡立って出てくるボトルみたいなんを買ったんですよ。

別に普通の自動的に泡立たずに出てくるボトルにしとけばいいんですけど、なんだか自動的に泡立って出てくるという

ところがたまらなく魅力的に思えて、まあそれでとにかく買って帰ってきてですね、先ほど風呂に入ったときに

喜び勇んでボディソープ、まぁ顔や頭髪以外の全体的な部位に使用する液体用石鹸ですね、ご存じかとは思いますが、

まぁそのボディソープを入れてみたんですね。そんで上部にあるポンプのほうをプッシュしてみたのですけれども、

2プッシュ、3プッシュ、4プッシュ、5プッシュとプッシュを重ねるんですけれども一向に泡になって出てこんのですよね。

それでわたくしは若干多少の苛立ちと焦りとを覚えつつ、10プッシュ、11プッシュとひたすら倍プッシュを続ける

のですけれども、一向に泡立ったボディソープのほうが現出してこんのですよね。

そこでさらに倍率ドン、とばかりに15プッシュぐらいしたところでついにポンプのほうが悲鳴をあげたのか、

ブシュ・・・ブッ・・・ブブブッ!とポンプの横っちょのところからなんとも汚らしい音を上げながら

中途半端に泡立ったボディソープが漏出してくるのですよね。由々しきことですね。

しかしわたくしは意外と切り替えのできる人間でして、これは多分説明書もろくすっぽ見ずに使っているものだから、

何が見落としがあったのでしょうそうでしょうということで、とりあえずポンプの横っちょより漏出した

ボディソープのほうを体になすりつけて風呂から上がりました。

そしてまあひとしきりアロエ果肉入りのヨーグルトなどを食べ、たいなぁなどと思いながらゴミ箱より先ほどの

ボトルの包装フィルムをサルベージしまして見てみましたらですね、「原液を5〜10倍に希釈してお使いください」

と書いてあるのですよね。ええ。

やられましたね。みなさんもダイソーでシャンプーとかを入れといたら自動的に泡立って出てくるボトルをお買い求め

になる際は気をつけてください。今文章の最初のほうから「シャンプーとかを入れといたら自動的に泡立って出てくるボトル」

ってコピペしてきて気付いたんですけど、「自動的に」っていう言葉が最初っからいらないような気もしますね。

まあ、そんなところで、今日のところは失礼します。

北極航路

北極航路を行く飛行機の窓からはずっと変わらず低く太陽が昇り続けていました

オレンジ色と群青色とのグラデーションが美しい窓の外の光景にもすぐに飽き

低く唸り続けるエンジンの音と退屈な機内放送の映画と

ただただブランケットにくるまって眠気のない眠りに落ちようと

夜と昼との境すら曖昧な空をただひたすらに飛んでいました


あるときふと眠りと覚醒とのどちらともつかない狭間の中から

誰かの手が飛行機の丸っこい窓のサンシェードをすっと上げた時

まぶしい太陽の光が機内を驚くほどの明るさで照らし出し

ここが目的地の空であることに気付きました

窓の外に広がる青い空に浮かぶ雲を見たとき

わたしはそれがとても美しいと思いました




なんとなく小さい頃に飛行機に乗った時のことを思い出して書きました
失礼しました。

エクスペディション号のおはなし

唐突ですが私競馬を割と見る人間でして、特にステイゴールド(産駒)とエアグルーヴ(産駒)が好きなんです。

その中でもエアグルーヴ産駒のルーラーシップ(父キングカメハメハ)は特に好きな一頭でして、こないだの有馬記念でも馬券を買ったのですが惜しくも4着という結果に終わってしまいました。大外、休養明け、テン乗りの騎手という条件の中での4着という結果自体は非常に良かったと思っています。次はおそらくG2かG3のレースを使うかと思われるので、自信を持って頭で買いたいところではあります。

さて、話は変わりますが、エクスペディション(netkeiba)という馬がおりまして、これはステイゴールド産駒らしい栗毛の馬です。やはりステイゴールド産駒は栗毛というだけで期待値も俄然高まるような気がしますが、母の父はリファールということで、Almahmoudの5×5クロスが入ってきます。この前有馬記念を勝って4冠を達成したオルフェーヴルも母方の6代前にAlmahmoudがおりまして(Almahmoudの5×6クロス)、そういう意味でも期待の持てる血統背景ではあります。とはいっても明けて2012年はもう5歳、晩成型のイメージがあるステイゴールド産とはいえもうそろそろ本気を出してもらわないと・・・そういう点でも来年1/5の中山金杯ではしっかりと勝ち切ってほしいところです。相手が結構強いので馬券を買うかどうかは微妙な情勢ですが・・・特にアドマイヤコスモス(この馬もAlmahmoud5×6×5クロス、Lady Angela5×6×5クロスという良血ぶり)は勢いもありますし強敵です。

なぜ大みそかから競馬のエントリなのか謎なんですが、今年も一年お世話になりました。よいお年をお迎えください。

それでは、失礼いたします

近況的なはなし2

早いものでもう12月ですね。
前回ブログに記事をしたためてから5カ月近くが経過してしまいました。

毎日夜遅くまで働いて、自分の時間といえるものはほとんどなく、毎日自分の人生とは何なのだろうか、一体自分の人生に生くる甲斐というものはあるのだろうか、と暗澹たる気持ちにさせられることが多いです。

最近の楽しみといえば二輪車の教習に行き所内で風を切って走ることですが、いろいろと片づけなければいけない雑事やそれほど雑事でもない用事も多く2月ごろまでは教習所にも行かれないような状況です。

このような状況に終わりはあるのでしょうか。いえ、ありえません。
今の会社をよしてしまえばそれでまた元通り、毎日読書とネットサーフィンと散歩で悠々自適、昼はピンピン元気で夜中に自責と後悔の念に押し潰されそうになりながらまた昼過ぎに起床、というヘドロのような暮らしに戻るだけで、大した違いはないのです。

一番の問題は、私にどういう暮らしがしたいとか、自分自身どういう人物になりたいというヴィジョンというものが全く欠けておることなのです。どういうところが問題なのかははっきり自覚しておるのですが、私が悪かったのか、それとも私の周りの人間が悪かったのか、それとも両方悪かったのか、私には私自身どうなりたい、どうしたいという情動というようなものが無い、というよりも非常に薄いのです。
どうしたものか、全くわかりません。

何一つ落ちていませんが、今日のところはこれで失礼します。